2015年5月4日月曜日

鎌倉〜江ノ島の旅

成就院からの景色

極楽洞

稲村ヶ崎からの景色



 実家に帰省はしたものの、どうにも動悸が激しくメンタルが落ち着かない僕は、太陽をしばらく浴びてないのが原因の一つだと思いたち、正午に鎌倉駅で下車した。まずは腹ごしらえである。静雨庵なるラーメン屋でラーメンとライスに唐揚げが3個のったA定食を平らげた。ラーメンは昔ながら系の味で、インパクトに欠けるものの正統的な安心できるおいしさだった。実は大学生のころも訪問しようと試みたことがあるけれども、どうしても目的の場所に辿り着けず結局行かず仕舞いだったお店なのである。今回はどうしていけたのか? それはGoogleマップの力でである。

 昼食をとった後、海の方に向かい由比ヶ浜へ出た。そこでは海岸手前のベンチに腰掛けたり横になって1時間ぐらいボーっとしていた。本当は本を読もうと持ってきたのだが、全くその気が起きなかったので読まないことにした。たまに、トビやカラスがどういう訳か大量に接近してきて怖かった。1時間ぐらいボーっすると少し元気が沸いてきたので江ノ島方面へあるくことにしたが、いつもとは道を変えてちょっと山の中を歩くことにした。すると成就院、極楽寺に辿り着いたのでそれぞれ中をウロウロしてまた歩いた。極楽寺の近くにしらす丼のお店があったので食べたかったが、まだ静雨庵のAセットを消化しきれていなかったので食べないことにした。道なりにまっすぐ進むと、目前には海が見えるところまできて、視線を左に移すと稲村ヶ崎があったので向かい、芝生でまたボーっとした。海岸手前の柵のところで、カップルが一緒に写真を撮っていた。また後ろを振り向くと若い3人組の女性たちがセルカ棒にスマートフォンを装着させて自撮りを楽しんでいた。

 でも今日の僕はあんまりそういった事柄に大してコンプレックスを抱かず、段々自然と一体化しているような気分になってきた。ルソーじゃないけど僕達は自然に帰えるべきなんだという気が本能的にした。東京で磨り減ったメンタルが、徐々に回復してきたのである。 それにしても2~3人組で歩いている女性は本当に多かったな。そして、再び江ノ島まで向かった。途中で有名なカレー屋である珊瑚礁の前を通ると行列がすごかった。その先のセブンでジュースを買ってのみ、江ノ島にようやく到着した。ボーッとしたりフラフラしながらJR鎌倉駅から片瀬江ノ島に着いたときには、17時になっていた。5時間のプチ散策はかなりの癒しになったように思える。

 電車で最寄り駅に帰り、とんかつ屋でトンテキ定食を食べたらかなり旨かった。ラーメンばっかり食べてるから余計に旨く感じたのもあるかもしれない。とんかつ屋を出たら地元で有名なスイーツ屋で、秋葉原の推し用に洋菓子のセットを買った。近くにバーがあったので覗いてみたら、カウンターの中に二人若い女性がいて入ろうかどうか迷ったが結局やめてこうしてブログを書いている次第である。もしも思い切ってバーに入ってみたら人生が変わるような出来事に出会えていた可能性だったあったかもしれないのに、そういう一瞬一瞬の選択が大事なのにな。まぁ過ぎたことは仕方ない。次のチャンスが来たときに素早く決断できるようにせねば。
 
 それにしてもヲタク活動や東京での人の多い生活にメンタルがボロボロになってしまったら寺社仏閣巡りや自然を堪能するという行為は効果的かもしれないな。てか子供の頃から馴染みのあった江ノ島~鎌倉エリア、当たり前にどこにでもあるような場所だと思ってたけど、今考えてみると同じような場所って意外となくて結構貴重かもしれないな。ということに、地元を離れることで気づいた。地元の相対化。また時間とっていこう。。。

  
 ・・・実をいうと、上述のようなプチ旅行的精神療養の旅は高校生の頃から行っており、大学生になるとさらにいろいろとフラフラしていたのだが、かといってその時とは状況も変わり何か物足りなさを感じずにはいられない。つまり、日中にこの営みを終えたあと、夜にはもう一つ楽しみがあったのである。それは、大学生活板の女固定とSkype通話を長いときには夜明けまで楽しむということなのである。今は完全にそれがない。となるとやはりバーにいくべきだったのかもしれない。。